砂遊びしない子は学力低下?砂遊びに隠された大きな力

保育

みなさんは、子どもの頃砂場で夢中になって遊んだ覚えはありませんか?

私は砂遊びが大好きで、泥団子を輝かせる研究に夢中になったり、一つの山でどれだけのトンネルを掘れるかなど、熱中して遊んだ記憶があります。

実はその砂遊びは子どもの発達にとてもいいということがわかっています。

ある研究によれば、タワーマンションに住む世帯の子どもは学力低下が見られるそうです。

裕福な家庭で、教育費も多くかけているのになぜか…

それは、外に出る機会が少なく、砂遊びをしないからではないかと言われています。

砂遊びは大人が特別難しいことを考えなくても、子ども自身が遊びの中でたくさんのことを身に着けていくことができるのです。

そんな魅力いっぱいの砂遊びのメリットと遊び方について解説していきます。

砂遊びで育つ4つの力

手先の器用さ

砂遊びの中では第二の脳と言われる手先を鍛えることができます。

例えば、

  • 泥団子を作るときの繊細な力加減
  • トンネルを掘り進めるときの手先の感覚
  • バケツに砂を詰め、ひっくり返してケーキにするときの力加減

など様々な場面で微妙な力加減を求められます。

それも、大人に「こうしてみなさい」と言われるのでなく、自分自身で「こんなふうに作りたい」と思い、何度も失敗しながら完成させていきます。

こうして何度も繰り返す遊びは手先の発達を助けます。

つまり、手先がどんどん器用になっていくのです。

手や指の先には脳につながる神経がたくさん通っているので、手先が発達すると、脳も発達していきます。

運動能力を伸ばす

砂遊びと運動能力は関係ないように思えるかもしれません。

しかし、実は砂遊びの中では大きく運動能力も伸びるのです。

例えば、泥団子を作る子を思い浮かべてください。

地面に座り込んでいる子もいるかもしれません。

しかし、4歳以上であれば自然としゃがんで遊んでいる子が多いのではないでしょうか?

しゃがむというのは実は足腰が鍛えられるのです。

また、小さい子であれば砂を掘るのもなかなか力がいります。

砂場に川を作りたければ水を運びます。

バケツで水を砂場まで運んでくるには、全身の筋肉とバランス感覚が必要です。

大きく作った穴や山を飛び越して遊んだことはありませんか?

このように砂遊びは自然といろいろな姿勢になるので、全身が鍛えられていくのです。

社会性が育つ

砂遊びでは社会性、つまり人と関わる力が育ちます。

砂遊びではスコップやお皿といった道具の貸し借りを行います。
当然その中で沢山ケンカもします。

また、大きな山やトンネルを作ろうと思えば、友達と相談する必要があります。

こちら側とあちら側から友達と一緒に掘っていたトンネルが、繋がったときの達成感は誰もが覚えがあるのではないでしょうか?

このように砂遊びの中ではたくさん人と関わります。

その一つ一つの関わりが子どもの社会性を育てるのです。

創造性・考える力が育つ

砂遊びの中でいちばん大事なことは、考える力が育つということです。

砂遊びには決まった遊び方がありません。

そこにあるのはただの砂とスコップです。

しかし子どもたちは、
想像力を働かせ、自分で考えて、
砂をケーキにしたり、団子にしたり、
山にしたり、川を作ったり…

私が見てた子たちの中にはお風呂にした子もいました。

そんな風に無限の可能性があり、ルールがないからこそ子どもは自分で考えます。

楽しそうなことを考えては試し、試しては失敗し、また考えてやってみます。

そうした繰り返しが子どもの考える力を伸ばし、新しいものを生み出す創造性を育てます。

子どもにとって砂はこんなに魅力的!

特に砂場でない場所でも、子どもはよく砂を触っています。

ではなぜ子どもたちはそんなに砂が好きなのでしょう?

答えは簡単、自在に変化するからです。

まず、サラサラの砂は触っていて気持ちいいのです。

汚いなどの先入観を捨てると、大人でも気持ちいいですよ。

また、ギュッと握れば固まります。

水を入れれば変化は更に自在。

ドロドロになったり、
固まって団子になったり、、
磨けばピカピカになったり。

こだわればこだわるほど、なんでも作り出せる砂に子どもたちは夢中なのです。

砂遊びをするときに気をつけること

楽しい砂遊びですが、遊ぶときに大人に気をつけてほしいことがあります。

それは、ポジティブな言葉をかけることです。

もちろん、砂を口に入れない、遊んだら手を洗うなどは当たり前です。

しかし、それよりも何よりもポジティブな言葉が大切です。

まず小さい頃に初めて砂に触るとき。

大人が”気持ちいいね”と言ってあげなくてはいけません。

大人が気持ち悪がっては子どもも
”気持ち悪いもの”と認識して砂を触らなくなります。

砂を気持ち悪いと思ってしまった子が、砂遊びを楽しむのは難しいです。

私が以前働いていた園でお散歩に行ったときのことです。

砂場で遊ぶ子どもたちにおじさんが近づいてきて
「猫のフンがあるかもしれないから汚いぞ」
と何度も言いました。
(もちろんフンがあるかは事前にチェックしてました。)

すると、昨日まで全身砂まみれで遊んでいた子が遊ばなくなってしまったのです。

もちろんおじさんは親切のつもりだったのでしょうが、罪深い一言でした。

夢中になって遊び、すくすく育っていっていた遊びをその子から奪ったのです。

同じように大人が”汚い””気持ち悪い”と言った言葉をかけると、子どもは楽しさを失ってしまいます。

大人になると、泥や砂の感触は気持ちいいものではないかもしれません。

しかし、子どもには
「気持ちいいね」「楽しいね」と声をかけてあげてくださいね。

子どもと砂遊びを楽しめる!おすすめの遊び方

さきほど砂遊びにルールはないと言いました。

本当にその通りでどんな遊び方をしてもいいのですが、
「あまり子どもの頃砂遊びをやらなかった」という人のために参考までにいくつか紹介します。

砂山づくり

定番中の定番。

砂で山を作ってトンネルを掘りましょう。

トンネルが繋がったときの感動はきっと大人も楽しめます。

また、トンネルが掘れたらそこに車を走らせ、道路を作っていっても楽しいですね。

ままごと

子どもはとにかくままごとが大好き。

特に砂場ではどんな料理も自由自在。

想像力がどんどん膨らむ遊びです。

是非一緒にたくさんの料理を作ってくださいね。

団子作り

泥に乾いた砂をかけ、固まったら細かい砂をかけ磨いていきます。
長い時間をかけてツルツルの団子を作る遊びは大人でも夢中になっちゃいます。

何度も失敗しながら完成させるまでの道のりは、子どもには本当にいい体験になります。

ツルピカ泥団子の作り方 16 9版

中々砂場が近くにない人はこんなものも売っています。

もちろん、砂場で苦労して作る泥団子のほうが子どもにとっては良いのですけれどね。

砂遊びに必要なおもちゃ

正直なんでも良いです。

家にあるプラスチックの食器なんかでいいし、百均の砂場セットでも構いません。

強いて言えば、スコップは少ししっかりしたものがあるといいですね。

後は本当に適当なお皿と、バケツでもあれば十分。

足りないものはお花や枝など現地調達しましょう!!

まとめ

砂遊びは、しなければ学力が下がると言われているほど重要な遊びです。

遊びを通して様々なことを考え、体のいろいろな部分を使い、友達との遊び方も学べてしまいます。

そんなメリットだらけの砂遊び、大人がポジティブな言葉をかけることが大切です。

言葉だけでなく、大人も童心に帰って遊んでみると砂山づくりや泥団子づくりなど、意外と夢中になっちゃいますよ!

砂場ではみんなしゃがむので、子どもと目線が近くなります。

そうして子どもと遊んでいると、子どもの世界を覗いたような気がしてきますよ。

ぜひ遊んでみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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