子どもを傷つける4つのダメな叱り方と子どもに届く叱り方

叱られてなく子ども 保育

こんにちは!旅する男性保育士サボジローです!

こないだ子どもをきつく叱ってしまって…

どうしても言いすぎてしまうんです。

よくわかるよ。保育をしてると子どもを叱ることってたくさんあるし、いつも伝わったかな?言い過ぎたかな?って反省してばかり。

子どもが言うこと聞いてくれないとどうしてもイライラしちゃって…

僕はいつも、誰のために、なんのために叱るかを忘れないよにしてるよ!

イライラして子どもをしかりすぎてしまう…という話は本当によく聞きます。

そして、保育現場にいる僕は本当に気持ちがよくわかります。

子ども、言うこと聞きません。

でも、「なんで子どもが言うこと聞く必要あるのかな?

と考えだしたときから子どもへの叱り方が変わってきました。

今までの自分は子どものためと言いつつ自分のために叱っていたなと…

僕もしてしまっていた、
よくある子どもを傷つけるダメな叱り方と、子どもに伝わる叱り方を解説します!

※どの年齢の子にも通用する方法と思ってますが、僕自身の実践例があるのは0歳〜5歳です。

子どもを傷つける4つのダメな叱り方

叱られ、叩かれ痛がる子ども

子どもの為を思って…と知らず知らず子どもを傷つけていませんか?

子どもに伝えたいことが伝わらない、ダメな叱り方を見ていきましょう。

1.手をあげて叱る

これには様々な意見があると思います。でも、だめです。

ついつい手が出てしまったという人、よくわかります。

僕も保育士新人の頃、叩きはしなくても、子どもを掴む手に力が入ってしまったことありました。

人の子だから叩かなかっただけで、自分のしたことは叩いたも同然です。

怖かったでしょう。とても反省しています。

誰だって完ぺきにはなれないので、もしかしたら叩いてしまうことはあるでしょう。

しかし、ダメなのは叩く自分を正当化して慣れてしまうこと。

子どものためには叩かないことが一番。

これは揺るぎない真実です。

一緒に叩かない子育てを目指しましょう。

また、子どもは叩かなければわからないという強い信念のある人もいるでしょう。

しかし、間違いは間違いです。

圧倒的な力の差がある大人が子どもに手をあげるのは、ただの暴力です。

男性が女性に手をあげることは悪とされているのと同じです。

子どもからすれば、手をあげられるのはただただ恐怖です。

例えば、なにか悪いことをして叩かれてやらなくなります。

でもこれは、“悪いことを覚えた”のではなく“叩かれるからやめた”のです。

自分の方が力が強くなれば、または叩いた人にバレなければまたやります。

想像してください。

自分がなにかしてしまい、身長2m50cmの巨人が大きな手で自分を叩いたらどうですか?

そりゃあもうやめますよね。怖いから。

でも心の中は「コノヤロー」と思うでしょう。

ちなみに、叩かなければ子どもはわからないという人に伝えたい。

僕の両親は一度も手をあげることなく僕を育ててくれました。

尊敬しています。

僕は決して優等生のお利口タイプではなかったし、家出したりしたこともありました。

でも、両親は叩かないと決めて、それを実行してくれました。

僕は叩かれなかったけど、今では良いことと悪い事の区別が付きます。

良いことをして生きていこうと思っています。

つまり、叩かなくても人は善悪の区別がつくようになるということです。

2.長い時間叱る

砂時計の砂が落ちて長い時間を表す

これもよくわかります。

大人でもそうですが、叱る人は相手に反省の態度を求めます。

叱る人から見て、相手が反省してるように見えないとダラダラと長く叱ってしまいます。

しかし、子どもの年齢が小さいほど、子どもはなんで叱られてるかわからなくなります。

イヤイヤ期の子どもに反省の態度を求め、何十分も叱る姿をたまに見かけます。

子どもにとってはよくわからないけど怖いから耐えるという時間になっていますよ。

子どもにとっては叱られる時間は5分でも長いくらいです。

大人が切り替えましょう。

できれば短く、要点が伝わるように、しっかり叱りましょう。

イヤイヤ期について気になった方はこちらの記事もどうぞ

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3.子ども自身を否定するように叱る

子ども自身を否定するというとおおげさかもしれません。

でも、子どもが否定されたと感じる叱り方してしまっていませんか?

「悪い子」

「だめな子」

「いい子じゃない」

「そんな子は好きじゃない」

「何度も言っているのに」

などなど…思い当たることはありませんか?

僕はあります。

ついつい子どもにいう事聞かせよう…と思って「そんなことをする子はいい子じゃないよ」という言い方をしてしまいます。

しかし、冷静に考えるとこれって違うと思いませんか?

悪いのは子どものしたことそのものであって、子どもではありません。

しかしついついその子が悪いという言い方をしてしまうことってあります。

罪を憎んで人を憎まず。

悪かったことそのものだけを叱るようにしましょう。

4.子どもを不必要に怖がらせる

子どもの作った鬼のお面

これ、残念なことに少なくない保育園で乱用されています。

「〇〇すると鬼が来るよ」というやつです。

これを保育の中で聞くと悲しくなります。

なぜ子どもに怖がらせて言うことを聞かせようとするのでしょう?

なぜプロの僕たちが楽をするためにそんな手段を取るのでしょう…。

世間で少し流行っている鬼の電話のアプリも僕は好きではありません。

子どもを脅して言うことを聞かせようとするのは、大人が楽だから以外に理由がありません。

忙しくて子育てを楽にという気持ちはわかります。

しかし、叱ることに手を抜くのはどうでしょうか。

叱ることは愛情です。

そのことが悪いと伝えるならしっかり言葉で、子どもと向き合ってほしいと思います。

まあ、たまには「早く寝ないとおばけくるよ〜」と怖がらせるのも絶対ダメとは思いません。

しかし、乱用はやめましょう。

何事もほどほどに、基本はしっかり向き合えるといいですね。

ちなみに、鬼やおばけで子どもを怖がらせることそのものは良いと思います。

鬼、おばけ、魔法、サンタさん…目に見えない不思議を想像してドキドキすることは子ども特有の楽しみです。

「そんなのあるわけ無いじゃん」

という年齢になる前にたくさん想像して楽しんでほしいと思います。

叱るときはしっかり向き合おうということですね。

叱ると怒るをしっかり区別しよう

よく言われることですが、叱ると怒るは全然違います。

“怒る”は自分がイライラする感情を相手にぶつけること。

“叱る”は相手のために相手の間違いを伝え、成長を助けることです。

こうして冷静に見ると、

「あぁ自分怒ってるなぁ」と気づきますよね。

僕も未だに怒ってしまい、後で反省しています。

怒らず、叱るためには心の中で10秒数えてから叱ると良いですよ。

10数える間にイライラは少し収まり、叱るべきポイントがはっきりしてきます。

怒るのでなく叱る。わかっちゃいるけど難しいものです。

叱るときの考え方〜なぜ子どもを叱るのか〜

疑問を持つ赤ちゃん

まず一番大切なのは子どもを叱るのは子どものためということです。

子どもにしっかりとした善悪を身に着けてほしいから。

社会で生きられる力をつけてほしいから。

もっと言えば、幸せになってほしいから叱るのですね。

と、言うこことは子どもに伝わらなければ意味がありません。

子どもに伝えたいことが伝わることが一番大切なのです。

また、もう一つのポイントは子どもには1回では伝わらないということです。

そうなんです。1回じゃダメなんです。

長い目で見て、大きくなるまでに伝わるように伝えましょう。

もちろん、危険なこと、人をすぐに傷つけることは二度としないで!と言うつもりでしっかり叱ります。

しかし、大体のことは冷静になれば、まぁゆっくり覚えていけばいいと思えることです。

わかりやすく例を上げておきます。

サボ太郎くんは友だちのサボ子ちゃんに
「お前の描いた絵変なの、キモい」と言いました。
がんばって、かわいく描けた!と思っていたサボ子ちゃんは泣いてしまいました。
すると先生は
「人の絵をキモいって言ったらダメ!謝りなさい!」
と厳しく叱ります。
サボ太郎くんは先生が怖いので謝ります。
しかし、次の日
「お前の靴ピンク色でキモい!」
とサボ子ちゃんに言ってしまいました。

このエピソードで先生が伝えたいのは

“人を傷つけるようなことを言ってはいけない”

ですね。

しかし、先生はサボ子ちゃんを傷つけたサボ太郎くんに腹が立って感情をぶつけています。

サボ太郎くんには

”人の絵をキモいって言ったらダメだ、先生が怒るから”

と伝わってしまっているのです。

先生の言いたいことは伝わっていませんし、サボ太郎くんは“花子ちゃんが気になるけどどうすればいいかわからない”という状態と思われます。

先生が取るべきだった方法は

「サボ子ちゃんの顔見てごらん、嬉しそうかな?」

「先生だったらせっかく描いた絵をキモいっていったり、嫌なこと言われたら悲しいな。」

と伝え、サボ子ちゃんには

「嫌だったね、悲しかったね」と気持ちを受け止めます。

そして、2人の様子を長い目で見て見守りながら、少しずつ人との関わり方を伝えていくということです。

もしかしたらサボ子ちゃんは傷ついて、サボ太郎くんを嫌いになるかもしれません。

しかし、そうすればサボ太郎くんは

“このやり方では仲良くなれない”

と学ぶでしょう。

子ども同士なので、また関係を結び直していくこともできます。

子どもは自分で色々な体験をしながら、実感して学んでいくのです。

僕は保育の中で、子どもたちが自ら学んでいくことを実感しています。

キレイ事ではなく、保育経験の中で実際に見てきた事実です。

子どもに伝わるように叱ろう

想いを伝える手紙

これが一番難しいのですが、ポイントは

  • 時間は短く、要点を伝える。
    (道路に出ちゃダメ、車にひかれるから危ないよ!など)
  • しゃがんで、子どもの目線まで下がってしっかり目を見て伝える。
    (上からだと威圧的で必要以上に怖いです。)
  • 子どもの体に優しく触れながら叱る
    (大人が暴走して怒らないようになれます。)
  • 一度で伝わると思わないで叱る。
    (一度でわからないのは当たり前、大人の満足のために反省を求めない)
  • 今叱ってることだけを叱る
    (過去のこと悪かったこと、叱られている今の態度などなど…次々話の内容が変わって子どもはわからなくなります。)

このくらいです。

正直、保育士を長〜くやってても感情のままに怒る人すごく多いです。

僕もまだまだ子どもに怒ってしまうことあります。

でも、だからこそ、正しく叱れる人になれた時の子どもへの教育効果は大きいです。

どうせ無理だから…とあきらめてしまうにはあまりにもったいない。

できることから少しずつ、子どもと一緒に成長していきたいですね!

まとめ〜間違えてもいい、たくさん褒めよう〜

子どものダメな叱り方としては

  • 手をあげる
  • 長い時間ダラダラ叱る(5分でも長い)
  • 子どもの人格を否定する
    (悪い子、だめな子、いい子じゃないなど)
  • 子どもを無意味に怖がらせる
    (鬼くるよ、おばけくるよなど)

があります。

共通点としては子どもに本当に伝えたいことが伝わらないということです。

怒るは自分の感情をぶつけて満足すること。

叱るは子どものためによくないことを伝え成長を助けること。

この2つは全然違います。

上記のダメな叱り方は怒ること中心なことがわかると思います。

ではどうのように叱るのか?

それは、伝わるように叱るです。

ポイントは

  • 時間は短く要点を
    (子どもに反省の態度を求めない)
  • しゃがんで子どもの目線で
  • 子どもに優しく触れながら
  • 一度で伝わらないのは当たり前と思って
  • 目の前のことを叱る

です。

頭ではわかっていても、つい感情的になって怒ってしまうのが人間です。

僕たちプロの保育士が、仕事として子どもと関わっていても怒ってしまうことは多いです。

生活の中で子どもと接するお母さんやお父さんが怒ってしまうのは仕方ないことですよね。

しかし、怒ることはよくないことと理解していれば、

「怒り過ぎてごめんね。」と謝ることもできます。

子どもに対して素直に間違いを認められる人って素敵です。

それでこそ大人!と思いませんか?

そして、何より大事なのは、間違っても、たくさん怒ってしまっても、それよりたくさん褒めること・愛することです。

子どもが自分って大切なんだといういちばん大切な気持ちを忘れないように、怒った倍くらい褒めましょう。

褒めることなんて実に簡単。

「靴履けたね!すごいね!」

でもいいですし、

最後まで履けなかった子には

「ここまではできたね!すごいね!」

と過程を褒めることもできます。

大人も子どもも完ぺきな人はいません。

完ぺきでない自分たちを認め、できたところを褒めていけば幸せになれるはずです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

ちなみに、愛してることをつたえるにはスキンシップを!

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