お義母さんや親戚のおばさんに、
「そんなすぐに抱っこしたら抱き癖がつくよ」
と小言を言われたことはありませんか?
そんな考え古い!
と思いつつも子育ての先輩に言われると少し心配になってしまいますよね。
しかし、心配いりません。
抱き癖なんて気にせずたくさん抱っこしていいのです。

この記事を読めば、抱き癖で悩むなんてバカバカしくなるよ!
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そもそも抱き癖とは?
抱き癖とは、抱っこしないと泣き止まないという癖がついてしまった赤ちゃんのことです。
赤ちゃんは「お腹すいた」「眠い」など不快の状態になると、泣いてアピールします。
赤ちゃんが泣くとお母さんが抱っこしてお世話してくれて、「不快」→「快」へと気持ちが変わります。
泣くと抱っこしてもらえて気持ちよくなることを学習した赤ちゃんは、抱っこしてくれるまで泣いて訴えるようになります。
昔の人はこの状態を「抱っこしなければ泣き止まなくなった」「抱き癖がついた」と言って嫌がったのですね。
抱っこしないと泣き止まないから子育てに手がかかる、という古い考え方ですね。
では、抱き癖とは本当に悪いことなのでしょうか?
抱き癖って本当?抱き癖の嘘と真実

抱き癖がつくと子育てが大変になる?
これは真っ赤な嘘です。
赤ちゃんが泣くのは、お母さんに関わってほしいからです。
その時に抱っこすると、赤ちゃんは”泣いたら抱っこしてもらえて安心した”と学習します。
すると赤ちゃんは抱っこしてほしい時に泣いてアピールするようになるのです。
確かに、一時的に赤ちゃんは抱っこしてほしい時に泣くようになるでしょう。
しかし、それは当たり前のことです。
なぜなら赤ちゃんは喋れません。
ですから、”抱っこしてほしい”と伝える時に泣いて伝えるのは当然ですよね。
そして、泣くとお母さんがお世話をしてくれるという経験を繰り返して信頼関係ができていくのです。
信頼関係がしっかりできた赤ちゃんは心が自立するのが早く、むしろ子育ては長い目で見れば楽になるのです。
抱っこしないで泣かせっぱなしにしていると、赤ちゃんの中に安心感が育たず、自立は遅れて大変になっていくのです。
抱き癖がつくと子育てが大変は真っ赤な嘘だったのですね。
抱き癖がつくと自立が遅くなる?
先ほども少し触れましたが、これも嘘です。
赤ちゃんの心が自立していくには、安心感が必要です。
お母さんという絶対に信頼できる存在ができた赤ちゃんは、少しずつお母さんから離れて外の世界を探索し始めます。
この始めの信頼感ができることを「愛着の形成」といいます。
愛着形成は子育ての本当に重要なポイントなので別記事で解説しています。

この愛着形成がうまくいかないと赤ちゃんはいつまでも安心できず、お母さんにくっついたままになるのです。
つまり、たくさん抱っこしてあげると、安心感が育ち、愛着形成ができて、むしろ早く自立していくようになっていくのです。
抱き癖がつくからと抱っこしないでいると、逆に自立を遅らせてしまいます。
自立が遅くなるなんて真っ赤な嘘ということですね
一時的な抱き癖なんて気にせず、たくさん抱っこしてあげたほうが結果お母さんも楽ですよ。
泣いてすぐ抱っこするのは良くないこと?
これも根拠のない嘘。泣いてすぐ抱っこしてあげるのはいいことです。
古い考えのお義母さんが「泣いてすぐ抱っこするなんてよくないよ」なんて言ってきても大丈夫、泣いてすぐ抱っこするのが良くないなんて、真っ赤な嘘だと科学的に証明されてます。
抱き癖が…なんて言ってだっこしないでいると、赤ちゃんの心の発達が遅れてしまうことも・・・。
たくさん抱っこして愛情を注いであげることで、赤ちゃんに安心感が育ち、すくすくと成長していくのです。
確かに、赤ちゃんは泣いても抱っこしてくれないとあまり泣かなくなります。
しかし、これは赤ちゃんが愛情を欲しがるのを諦めてしまった状態です。
泣いても「抱き癖がつくから」と抱っこせずにいると、愛着の形成がうまくいかず、むしろとても危険な状態に陥ってしまうこともあるので要注意です。
泣いているのは理由があります。
しっかり抱っこして受け止めてあげてください。
たくさん抱っこしよう!抱っこするメリット

抱っこすると幸せになる
これは科学的に証明されていることです。
抱っこすると幸せになるということには根拠があります。
子育て中のお母さんからはオキシトシンというホルモンが分泌されます。
母乳を分泌するためのホルモンなのですが、別名幸せホルモンと呼ばれているのです。
オキシトシンには
- 幸福感が増す
- 子どもの自立を促す
- ストレス耐性が増す
と言った効果があると言われています。
このオキシトシンが抱っこしてあげると赤ちゃんからもお母さんからも出るのです。
抱き癖なんて気にせず、たくさん抱っこしてお母さんも赤ちゃんも幸せになりましょう。
抱っこすると赤ちゃんとの信頼関係が育つ
これは誰でも想像できますね。
赤ちゃんが泣いて「抱っこしてほしい」とアピールした時に抱っこしてあげれば、赤ちゃんはお母さんを信頼します。
「自分が困ったときはお母さんがなんとかしてくれる」
という絶対の安心感が育ち、赤ちゃんはお母さんを大好きになります。
大好きな人ができた赤ちゃんはそこから少しずつ世界を広げていくことができるのです。
抱き癖が…なんて気にしてたら赤ちゃんとの信頼関係がなかなか育たなくなってしまいます。
赤ちゃんを抱っこしてあげれないときはどうすれば?
赤ちゃんが泣いたらすぐ抱っこしてあげることがいいとわかりました。
しかし、「いつもいつもすぐに抱っこなんてできない!」というお母さんも多いはず。
お母さんは家事も、場合によっては仕事もしていて大変なのです。
心配はいりません。すぐに抱っこできなくてもだいじょうぶですよ。
赤ちゃんに声をかけよう
赤ちゃんが泣いて「抱っこしてー」といったときは、「今〇〇してるから、ちょっとまってね」と声をかけましょう。
「そんなこと赤ちゃんにわかるの?」と思うかもしれません。
赤ちゃんには言葉の意味までは伝わりません。
しかし、泣く→お母さんが声をかける→その後来てくれる
ということを繰り返すことで、赤ちゃんはお母さんの声が聞こえると安心するようになります。
泣いているのを無視することとは全く違います。
それで泣き止まないとしても、お母さんの声の雰囲気から赤ちゃんに気持ちは必ず伝わります。
なにより、泣いていることを気にかけてくれているというお母さんの姿勢が一番大切なのです。
忙しくて抱っこするのが遅くなってしまっても大きな影響はありません。
赤ちゃんが泣いているのに抱き癖を気にして無視するということが問題なのです。
抱っこ紐・おんぶ紐を使おう!
忙しいお母さんを助けてくれる便利なアイテムが抱っこ紐・おんぶ紐です。
昔から長く使われてきた抱っこ紐・おんぶ紐ですが、実はとても効果的なのです。
お母さんの背におぶられていることで赤ちゃんはお母さんの体温や声、動きを感じて安心します。
また、高い目線からいろいろなものを眺めることもできるので、赤ちゃんにも刺激的で楽しい時間となります。
忙しくてなかなか抱っこしてあげれないという人は是非活用してみてくださいね。
今はネットでも色々売ってるので便利ですね。
ちなみに、おんぶしているときはたまに背中の赤ちゃんに声をかけてあげるとより良いですよ。
まとめ
抱き癖がつくからすぐにだっこするのはよくないと言われると不安になってしまいますよね。
でも大丈夫です。
抱き癖なんて根拠のない真っ赤な嘘、とても古い考え方なのです。
赤ちゃんが泣いたら抱っこしてあげることはとても自然な行動で、むしろ赤ちゃんの自立を早めることにもつながっていきます。
お母さんからの愛情をたくさんもらって赤ちゃんは育っていくのです。
抱っこは愛情表現の中でとてもわかりやすく、お母さんも赤ちゃんも幸せにします。
抱き癖が…なんて根拠なき迷信に惑わされずにたくさん抱っこして愛情を注いであげてくださいね。
抱っこの他にもたくさんスキンシップを!

最後までお読みいただきありがとうございました。
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